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お久しぶりです、水上です。
家ののPC君の調子がさっぱりなので、更新が出来ない…。
とはいえ、最近は休みとあらばゲームしているので困ってはないんですけど。
更新がさっぱりで申し訳ありません。
最近の水上はというと、PSPを買ってしまったので、PSPにかかりきりです。
積みゲーいっぱい。うへへへへ。
ToHeart2のWパック、学園ヘヴン、ときメモ4、キャンバス3にユーディ、剣と魔法と学園モノ。…
買いすぎですね、分かります。
頭で分かるだけだけど。
やっとこ、こないだToHeart関連攻略を終えて、今は学園ヘヴン攻略中です。
このみEND、愛佳END、マルチEND、智子ENDで号泣。皆可愛いよマジで。
学園ヘヴンのほうは、サブキャラから攻略中。攻略順に
和希→岩井さん→海野センセ→俊介→成瀬さん…次は女王様、王様を攻略したいと思ってます。
好みの問題で、寮長さん、中嶋さん、臣さんを最後まで残してるあたり、
自分でもヤバいんじゃないかと思ったりもします。
つーか、海野センセ、可愛すぎ。流石ピノの声優さんですよね、と納得。
そして、成瀬さんの声を聞いて、耐えられなくなってしまった。
ので、書いてみました。久々殴り書きドリィム↓
きっと明日からもあいつは、私の気持ちになんて気付かないで、
私の心をぐちゃぐちゃにかき乱していくんだろうなぁ。
恋多き男を好きになるなんて、一生の不覚だわ、
そう嘆いてみた所で、私の心に生まれた、
生まれてしまった気持ちは、なかったものになんて出来ないけれど。
~PRETENSE×PRETENSE~
基本、あいつは誰彼構わず優しくて、そんなところも好きなんだけど、
そんなんだから、もっと不安が増すのも事実で。
下手な鉄砲数打ちゃ当たる、何て、嫌なことわざがあるもので、
今すぐ、じゃないにしろ、本当に毎日順当に恋の花を咲かせるあいつに、
本当にいつか、あいつの恋心に応える人が現れてしまったら?
私以外の誰かが、あいつの魅力に気付いてしまったら?
私はその時、どうしたらいいんだろう。
精一杯背伸びして、大人の女性ぶって、良かったね、って笑う?
子供の特権、前面に押し出して、嫌だ、って駄々こねてみる?
自分ではどうしようもなくて、直ぐにあいつから、離れる?
選択肢なんて、私にはそれほど多く用意されていないのに、
そのどれもが、今の私には出来そうじゃなくて、
明日からの私にも、到底出来そうなものじゃなくて。
私は、いつだって、必死に新しい選択肢を見つけようとしてる。
ただ、ひとつだけ。
気がつかない振りをした。
私からの告白。
その選択肢だけは、あえて見ない振りをした。
それが一番してはいけないことのような、気がした。
「なぁ、…なぁって。…食わねぇの?」
「…えっ、」
「お前が食わないなら、俺が食っちまうぜ?」
「ちょ、そんなこと一言も言ってないでしょ!?」
「だって冷めちゃったら不味くなふひゃろー?」
「あー!あたしのハンバーグー!!」
「ほらほら、ふーたーりーとーも!喧嘩するなって!」
「「だって!」」
「だってじゃない!仲直り!」
「「………ごめん」」
「ほら、俺の分けてやるから。機嫌直してくれよ?」
「う、あ…ありがとう…」
「それにしても、どうした?最近考え事多いって、皆心配してるぞ?」
「…なんでも、ないよ?ちょっと眠かっただけ。ごめん。」
「…なら、いいけど。あんまり無理するなよ?」
そうやって、こいつはまた、大人ぶって、私の頭を2,3度撫でる。
私はそれを振り払うことも出来ずに、直視することも出来ずに、
ただ、大人しくそれを受け入れてる振りをして。
手元では貰ったハンバーグがどんどん細切れになっていく。
「じゃぁ、俺、片付けしてくるから。食べ終わったら、皿持ってきてくれ」
「あ、うん。分かった」
何とか返事を搾り出して、無理やりに笑うと、既に歩き始めていたそいつは
少し困ったように笑って、そのままゆっくり背を向けた。
ぼうっとそれを見送る私に、そいつは少し進んで振り返って、また少し笑った。
そんなに、心配してくれるなら、傍に居てくれたらいいのに。
それをしないのは、あいつなりの気遣いだって分かるのに、
声をかけたら、直ぐにでも戻ってきてくれるって知っているのに、
私がそれをしないのは、そんなことじゃ、心に空いた穴はふさがらないって、知っているから。
振り向いてほしい。
あいつから、あいつ自身の意思で、振り向いてほしいから。
振り向いて、…振り向いて振り向いて、あ、今の無し。
やっぱり、振り向かないで。
細切れのハンバーグ。
あいつお手製のデミグラスソース。
今日は少しだけ塩辛い。いつもは悔しいくらい美味しいのに。
機械的に食べ進めて、空っぽになったお皿。
ぐちゃぐちゃになったお皿の中身を見たくなくて、
コップに残っていたお茶を流し込んで、見なかったことにした。
お皿の中で、これまたぐちゃぐちゃの顔をした私が、波打って、揺れる。
波紋が、幾重も重なったけれど、声は出なかった。
ただただ波紋を見つめていると、とん、と、誰かが控えめに体に触れてきた。
ゆっくり視線を移すと、そこには私の相棒がいて、
大きな目に、大きな涙を浮かべて、心配そうに私を見ていた。
「なんで、…泣きそうな顔、してるの…」
そう私が聞くと、びくっと震える。
振動で大粒の涙が零れると、初めて自分の涙の存在に気がついたようで、
慌ててごしごしと顔をこすって、涙を消した。
そうして、私の相棒は、心配そうな顔をして、それから。
あいつと同じように、困ったように笑った。
その小さな相棒の体を抱きしめて、私は一つ、大きく息を吐く。
相棒は、そんな私を、弱い私を、責めたりしなかった。
相棒の優しさに私は甘えさせて貰う事にして、相棒を抱きしめたまま、こっそりと、涙の跡を消した。
少しして離れると、相棒はやっぱり何も言わずに、私の腫れぼったい目を冷やしてくれる。
「見なかった、ことにしてね」
告げると、相棒はにっこり笑って、首を傾げる。
そして、そのままみんなの居る方へと駆けていった。
残された私は、何事もなかったような振りをして、あいつの元へ、
汚れたお皿を運ぶために、立ち上がった。
~PRETENSE×PRETENSE~
気付かないフリ、見ないフリ
大人のフリして、笑ったフリ
フリ向いてほしいのに、フリ向いてほしくないフリ
泣いてないフリ、平気なフリ
全部が、あいつへの、私の気持ち。
で、なんでコジロウじゃねーのかっていうのは、気付かなかったフリを。